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瀬戸内・九州地区で初のLNGバンカリング実証実験を実施

 令和元年5月15日(水)、北九州港において“瀬戸内・九州地区で初”となる船舶向けLNG燃料供給(以下、LNGバンカリング)の実証実験が実施されました。

■LNGバンカリングの概要
 2020年に開始される船舶の排出ガス規制強化に伴い、重油に比べて大気汚染物質や温室効果ガスの排出を低減できるLNG燃料を使用する船舶の増加が見込まれる中、LNGバンカリング拠点の形成が課題となっております。

 九州電力株式会社、西部ガス株式会社、中国電力株式会社および日本郵船株式会社は、瀬戸内・九州地区におけるLNGバンカリングの早期事業化を目指しており、今回のLNGバンカリングでは、LNG燃料をひびきLNG基地からタンクローリーで出荷し、浅野地区公共岸壁に着岸中のLNG燃料タグボート“魁(さきがけ)”※1に対し、Truck to Ship方式※2で供給しました。

 本市には2つのLNG基地があり、また、年間5万隻を超える様々な船舶が入港しております。この本市の特徴を活かし、瀬戸内・九州地区の他港に先駆け、LNGバンカリング拠点の形成に向けて関係者との連携を深め、引き続き北九州港の更なる利用促進と発展を目指してまいります。

LNG バンカリングの様子
LNGバンカリングの様子

◇実施日 :令和元年5月15日(水)

◇実施場所:北九州港浅野1号岸壁

◇実施者 :九州電力株式会社
西部ガス株式会社
中国電力株式会社
日本郵船株式会社

◇供給方法:Truck to Ship 方式

◇LNG燃料船:魁(さきがけ)

※1 日本初のLNG燃料船(2015年8月竣工、船主・日本郵船株式会社、運航・株式会社ウィングマリタイムサービス)。今回の実証実験のため、一時的に横浜・川崎港から北九州港に回航した。

※2 船舶へのLNG供給手法の一つ。係留中のLNG燃料船に対して、岸壁に駐車したLNGタンクローリーからLNGを供給する方式。

【問い合わせ先】

港湾空港局物流振興課
電話:093-321-5941

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